という趣旨の論文を公表して解任された
田母神空幕長の問題は政治家とマスコミ
からひどく批判されている。
防衛省が懲戒処分とせずに定年退職に
したことは野党が批判を展開している。
「〜濡れ衣」という言葉に関心が
集まり、論文全体の骨子が論じられず、
いくつかの論点が議論されてない。
「最初に結論ありき」
日本に第二次大戦を引き起こした責任が
ないという見方は何人もの研究者が
提示しており、"東京裁判"史観に
対する批判も多い。
だが、政府関係者や政治家は
「日本に責任あり」
という結論を先に決めて、後付けで
理由を作ってきた。
このナイーヴな問題を真っ正面から
論じる田母神空幕長の態度は批判に
あたらない。
むしろ、論破するのではなく、
村山談話という既成事実をタテに
議論を封殺しようとする方がおかしい。
国会招致が求められているなら、
国会で徹底的に議論するべきだ。
日本はこの問題に長い間ほっかむりを
してきた。
この機会に十二分に議論して、
本当の意味で、"戦後"を終わらせる
べきだと思う。