2009年10月6日火曜日

中川昭一大臣急死を悼む

「六歌仙」の昔から悲劇の敗者は世間から称揚される。中川昭一氏も今になって「あの」記者会見の時には痛み止めの薬を服用していて「朦朧会見」はその影響だったなどという報道が出てきている。呆れた話だ。

中川氏が大臣として欠格していたかという話に後出しで「配慮すべき事実があった」と報道するのは恥ずべき態度だ。中川氏が一国の大臣として不覚悟であったのは事実で、G7で失態を演じたのは許されない。民主党支持のメディアはそれを批判し、自民党支持のメディアは利敵行為を指弾すべきだろう。

自民党の新執行部はこの課題をどれだけ真っ正面から取り組むだろうか。その程度が問題だと思う。

年金問題の行方

長妻厚労相が年金記録問題を解決するために創設するプロジェクトチームは、舛添前厚労相が設置した委員会とメンバーが似ているらしい。年金という専門的な問題では分かる人が少なくて政権が変わっても出来ることは同じということだろうか?長妻厚労相は舛添前厚労相を批判する急先鋒だったが、舛添大臣より見事に解決出来るか期待している。