2010年11月1日月曜日

内閣支持率急落は当然だ

日経新聞とテレビ東京の世論調査で菅内閣の支持率が40%に急落した。前回が70%超だったので急落ぶりが凄い。しかし、考えて見れば当然だ。

菅内閣の支持率は発足当初は小沢切りなどが評価されて70近い支持を得た。しかし、その後の政権運営で菅首相の指導力が見えなかったことから支持率は低下した。そこで菅首相がやったのは新しい政策実現ではなく、民主党代表選挙という内輪の争いだった。この選挙の間、実に二ヶ月に渡って政治は停滞した。

その代表選挙に菅首相が勝利すると支持率が50%くらいからはねあがった。しかし、菅首相はこの間に国民のための意思決定を何もしていない。何もしてないのに評価だけが上がるのを「バブル」という。そしてバブルは簡単に弾けるものだ。世論調査も代表選挙期間中を"異常値"として取り除けば、菅内閣の支持率は一貫して下落しているのが分かる。簡単に言えば、期待されていた菅首相は一貫して失望の的になり続けているということだ。