2007年6月15日金曜日

社会保障番号 導入進むか?

日経新聞 6月15日 朝刊1ー3、5面

「個人情報の保護がカギ」なのだそうで、「導入には慎重論もある」のだそうだ。

この手の報道ではつきものだが、相変わらず「誰が」慎重論を唱えているのか分からない。経済合理性を考えると、あらゆる行政処理に利用出来る統一番号の導入は不可欠。そもそも、行政処理を電算化しようとした時点で番号による人の「記号化」は必要。コンピューターに「判断」や「類推」機能がない以上、無味乾燥なデジタルデータにするのは避けられない。更に、投下コストの有効利用を考えれば、番号を複数の処理システムで利用出来るようにした方が良いに決まっている。

早く決定して実行して欲しいものだ。

2007年6月14日木曜日

仮面ライダーとウルトラマン

「僕たちの教科書」というドラマが放送されている。このドラマにはこの春まで放送されていた仮面ライダーカブトとウルトラマンメビウスの主人公が出演している。チョットあざとい気が…。

経営者の責任

経営者には大きな責任がある。

顧客に対する責任
株主に対する責任
取引先に対する責任
従業員に対する責任

これらは別々の問題ではなく、密接に関係している。まず、株主を満足させるためには利益を出さないといけない。株主が得ることの出来る配当は経常利益から支払われる。経常利益が出なければ、配当が出来ないから、利益を確保しないと株主の満足を得ることが出来ない。

だけど、利益をだすということはどういうことだろう。利益=売上−原価ということから考えると、利益を出すとは売上を上げて、原価を下げることだ。だけど、原価を下げるというのは難しい。例えば、放漫経営で原価管理が滅茶苦茶な会社だったら大変だろうが、そんなケースは少ない。また、コスト削減は実際には別のコストを発生させる。それは、従業員の不満というやつた。これは一旦発生するとなくしてしまうのは大変なことだ。

経営の主眼が株主への利益還元に大きく振れている現在、経営者はグラグラせずに哲学をもって経営をしないといけない。ペンタックスの迷走は株主と社員と自己保身の間を経営者が行き当たりばったりにフラフラした結果だ。営業上も大きなマイナスを抱えることになっただろう。ステークホルダーのことを考えつつも、経営者としての高い意識をどうやって維持すべきかはとても重要な問題だと思う。

2007年6月13日水曜日

余人をもって代えがたい経営

日経新聞 6月13日 朝刊 11面
「経営者も『マニフェスト』を」

信越化学工業の金川千尋社長の言葉。

「余人をもって代えがたい経営をするのが買収対応の鉄則」

ある会社をみて、「俺ならもっと良く出来る」とか「他の人の方が企業価値を高められる」と思われたらいけないのだろう。

2007年6月12日火曜日

広告のカタチ

テレビCMやラジオ、新聞、電車中吊りなど生活は広告で彩られている。ここ数年はWEBをみる度に様々な広告に晒される様になってきた。

でも心に残る広告はどれだけあるだろうか。正直に言えば、あまり良い印象を広告から得ることはない。それは広告がインパクトに注力していて有用な情報を殆ど含んでいないからだ。
「オッ」と思って広告に目を止めて何も分からないのでガッカリすることは再三だ。相変わらず多くの広告はAIDMAモデルで出来ているってことなのだろう。
世間ではAISASだとかなんとか騒がしい。重要なのは気付い(A)てから納得(D)し記憶(M)するまでの人間の情報処理能力の進歩だろう。従来一つ一つプロセスを処理していたのが、そのスピードが早くなっているのだ。
それは生まれた時から広告情報に晒されてきたからかもしれない。過剰な情報に対して高速に取捨選択をする様に脳が鍛えられたのかもしれない。
今、心に残る広告はキャッチの後に懇切丁寧な説明が載っているものだ。忙しい消費者は後で思い出して確認なんかしない。今、この場で記憶すべき内容かどうか判断したいのだ。

クールビズ広告

先週大手町の地下でもポスターを見かけたが、日経新聞に二面広告が掲載されていた。安倍首相と若林環境相と財界人がクールビズスタイルで並んでいる。クールビズとはかくあるべしとでもいいたいらしい。だが、そのスタイルがクールビズの基準なのか?とセンスを疑うものが多数…。
まず、首相のゆりかしスタイルはいただけない。南国リゾートならまだしも、一国の総理が執務する格好ではない。財界人達もワイシャツ背広姿から上着を脱いでネクタイを外しただけ。装いとしての不完全さがだらしなさに見えてみっともない。西濃運輸は殆どドライバーの制服だ。
だが、財界人の中でも衣料メーカーと小売り業のトップは様になる格好を選んでいる。女性も決まっている。
特にAOKI、コナカ、伊勢丹、小田急、三越の5人は年をとったら真似をしてみたいと思わせる。

募集広告

関西学院大と千葉工業大の募集広告を電車内で発見。関西学院大は青、千葉工業大は黄色で横に並んでいるとIKEAの様だ。両校とも鮮やかな色で惹きつけてキャッチコピーで内容に引き込む典型的な広告だが、並んで掲示されていることの方が効果はありそうだ。偶然かワザとか?

2007年6月11日月曜日

暑い!”夏が来る~”

ラニーニャ発生、夏は暑い傾向=降水量は多めか-秋まで続く可能性・気象庁

ラニーニャ現象La Niña)は、エルニーニョ現象と逆に東太平洋赤道上で海水の温度が低下する現象。エルニーニョが終 息した反動で発生するケースもある。エルニーニョと同じく世界の異常気象発生の原因となる。ラニーニャはスペイン語で「女の子」の意味である。「アンチエ ルニーニョ」と呼ばれていたこともあるが、「反キリスト者」の意味にもとれるため、男の子の反対で「女の子(La Niña)」と呼ばれるようになった。ラニーニャが発生すると日本では猛暑寒冬などの異常気象の原因となる。(Wikipediaから引用)

なんとなくそうなのかな~とは思っていたが、今年は猛暑となるらしい。梅雨は降雨量が多くなるとうい予想だが、梅雨明けは早いという。つまり、一回の降水 量が多いということだ。洪水や山崩れなどが多発することも考えられる。夏が暑いのは結構だが(個人的に暑い夏が好きなだけ)、災害が発生するのは困る。山 間部の災害に注意が必要だが、水はけが悪い都心部でも油断は出来ない。

渋谷は洪水のメッカだ。
渋谷の地形
地図を見ても分かるとおり、渋谷駅は周囲に比べて低い。名前のとおり「谷」になっているのだ。だから、雨には弱い。渋谷には元々渋谷川という川が流れていたが、それに蓋をしている状態。元々水場なのだ。

今年はまた渋谷駅が水に浸かるかもしれない。

「能力開発」を軸にすることで、会社の業績も社員のやる気も向上

「能力開発」を軸にすることで、会社の業績も社員のやる気も向上

 仕事のアウトプットを「成果」とすれば、その成果を生み出す基盤が「役割」となる。一人ひとりの社員が自分の役割をしっかりと意識したうえで、上司や会社がその役割に見合う「能力開発」を支援することによって、さらに大きな成果を生み出す下地を作る――。


ニチレイの「成果主義」に対する答え。
成果主義は日本では評判がすこぶる悪い。

Yahoo!ブログ検索による「成果主義」の評判

富士通などの大手企業が成果主義導入に失敗したことが原因。
だけどニチレイは評価主義を社員を成長させるための「ツール」として整備している点が大きく違う。 目標管理をする場合、「目標」を数値で設定させて期末にチェックするというのが大方のやり方。しかし、それでは社員は目標を自分たちの首を絞める道具だとしか認識しない。 なので、社員に目標をコミットさせて上司がそれを認めたとしたら、上司は部下がそれを達成できるように支援しなければいけない。 目標達成のためにスキルが不足しているのであれば、教育の機会を与えないといけないし、ポジションが不足しているのであればポジションを用意しないといけない。 それなしに、目標が達成できなかったと責めると部下は目標を低く設定したり、自分ひとりでナントカしようと孤立してしまったりする。

ニチレイの例では目標管理などの成果主義を組織として支援する仕組みを用意している点が優秀。

仮面ライダー電王のマーケティング

仮面ライダー電王のマーケティングが見事だ・・・という話。

平成版仮面ライダーのマーケティングはいくつかのパターンがあるが、今回の電王は面白いと思う。

登場人物は主人公のなよっとした男の子。気の強い女の子と不思議系の女の子とお姫様系の女の子。イマジンという4体の怪物はそれぞれ昔話のキャラクターで特徴がある。

分 類すると、主人公は明らかにお母さんがターゲット。これは歴代平成仮面ライダーの流れを汲むアイドル顔。更に、この主人公が4体のイマジンに憑依されると 別々のキャラクターの人物になる。お母さんの趣味嗜好も細分化が進んでいるということだ。三つのタイプの女の子はお父さんもしくはアキバオタク向け。アキ バオタクはネット上の広告塔になるので、これも細分化して3タイプ用意する。イマジンも4タイプ。暴れん坊と気障、体力系に無邪気系。これはお子様向け だ。お子様はリアルな人よりも、着ぐるみのキャラクターに感情移入するのを利用している。

男性・女性・子供それぞれを細分化して別々の キャラクターでアピールする。それを一つの番組の中でやろうというのが意欲的というか、がめついというか・・・。更に、男性キャラクターとイマジンのキャ ラクターを一つずつ加えて、女性と子供の視聴者を更にひきつけている。また、映画ではほしのあきを客演に据えて、これで全方位で対策が出来たってことか。

共感によるビジネス

「共感」というのは大切。

ビジネスにとって、「仕事仲間」「同僚」「上司」「部下」「取引先」「消費者」など社会を構成するあらゆる単位を共感させないと価値を出せない時代になっ た。昔はただ単に「作業」「製品」「サービス」をお金に換算して売っていたが、消費者も取引先も単にそれだけでは買わなくなっている。買おうとするものに どれだけの「物語性」があって、それに共感できるかどうかで買うケースが多くなってきていると思う。

例えば、家具売り場には実際の部屋のレイアウトを模したエリアがあって、そこでの生活観に共感できる人を消費に駆り立てようとする。実際に、それで商品は 売れる。CMも同じ。生活しているシーンや仕事をしているシーンが数々取り上げられるのは、そこでの商品やサービスの利用イメージを示すことで消費者の共 感を得て買ってもらおうというのだ。

会社で仕事をするにあたっても、周囲を共感させて【熱狂】させることが出来ると、仕事はあまり計画性が無くてもうまくいく。逆に計画がバッチリ出来ていて も、そこに参加している人たちに【熱】がなければなかなかはかどらないものだ。そこに必要なもの。それは物語を語る力だと思う。

出馬へ着々…丸山弁護士はTV収録欠席

出馬へ着々…丸山弁護士はTV収録欠席

タレント選挙の様相がますます強まってきた。

ジャーナリスト、弁護士などが中心ではあるが、メディア露出の多さが出馬機会に反映されるとすると、民意の政治への反映など望むべくも無い。

natural style

久しぶりにポロシャツを買った。ガーゼっぽい生地で着心地が良い。柔らかな色合いのボーダー柄が胸に入っていてうるさくないのが良い。
僕は特に肌が弱い訳ではない。それでも肌に気持ち良い服が好きだ。それに色味は激しいものより柔らかいものが良い。
近くにショッピングモールやデパートがあるので不自由は感じないが、以前地方に住んでいた頃は選ぶのに苦労した。とにかく選択肢が極端に少ないのだ。それが体に優しい素材なんていうと尚更。
優しくて可愛かったり、優しくてカッコ良かったりするものってないんだろうか?需要がないのかな?

ワタミがコムスンからの営業譲渡を検討か?

ワタミは施設介護事業を買収して運営している。本業の居酒屋ほど急激な拡大はせずに、落ち着いてノウハウを蓄積しているみたいだったが、コムスンの事業譲渡を受け入れて一気に事業基盤を強化することになるのだろうか。受け入れた場合、ワタミの介護は質的変化を避けられない。
勿論、チャンスだし社会貢献の意味もあるが、それ以上にリスクもある。ワタミの決断が見物だ。