その"ちまきや"が先月閉店した。たった一店舗で地方需要に応えてきたが、赤字続きで百貨店としては廃業となった。今後は建物を保有するだけの会社となり、百貨店だった建物は北九州を地盤とする百貨店井筒屋に貸与される。従業員も半数は井筒屋に引き継がれるらしい。
日本全体の人口減少に都市圏への流出が重なり、地方経済は落ち込む一方だ。かといって、伝統的な百貨店ではビジネスモデルが陳腐で域外に進出することも出来ない。一方で近隣には大型のショッピングセンターが進出し、お客を奪われる。
地方が輝くには結局は魅力的な生活空間が必要だ。生活に彩りがなければ、優秀な人材は引き寄せられない。優秀な人材はビジネスを生み出すから、生活に潤いがないと産業=雇用が生まれにくいと言える。ユニクロの柳井社長のような地元出身の希有な人材がいないとなかなか難しい。
地方に魅力的な生活空間を!
これが多様で活気ある日本経済を招来することになるのではなかろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿