2009年1月9日金曜日

流さないという選択肢もある

「広告見る通行人、瞬時に識別」
「NTT、属性に合わせ映像」
1月9日 日経新聞 13面

デジタルサイネージの話し。

通行人をカメラで撮影して年齢や性別を識別。人に合わせた広告を表示するというもの。

街中で、電車の中で、タクシーの中でさえも広告を目にしないことはない。渋谷のハチ公前からは大きな電光掲示板が三つも見えて、次々と広告を映し出す。

人は刺激を受け続けると麻痺してしまうらしい。広告が溢れかえる状態になれると風景の一部になって意識されなくなる。無意識に働きかけて消費意欲を刺激するという方法もあるが、その効果は本当にあるのか。

逆に広告のない空間の方が人の目を惹くかもしれない。ならば、いっそのことほとんど何も表示しない掲示板があってもよいのではないか。

例えば、ず〜っと壁の模様になっていて、一時間に一回だけ広告を流す。一定数の人が立ち止まった時だけ広告を流す。

どうだろう?

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