2011年3月21日月曜日

視察ではなくサプライズ激励を

菅首相が震災現場や福島原発付近の視察を計画しているらしい。こういう話が漏れ聞こえてくる時点で危機管理に問題を感じる。警備の問題などで批判的な論評が多い。

しかし、リーダーが最前線を慰労するのは悪いことではない。ただ、やり方は良く考えないといけない。

今の震災現場や原発事故対応の最前線は、日々目まぐるしく変わる状況対応に四苦八苦していて、当ながら"最大限"の努力をしている。この際に必要なのは、叱咤よりも共感だろう。言葉の選択ひとつで現場の士気に影響する。

かりに前線に菅首相が出張るのであれば、それを気づかせてはいけない。官邸のスタッフなどで準備して、短時間でサッと引き上げるべきだ。伝えることは、「苦労を分かち合う」こと「信頼している」こと「感謝している」ことだ。

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