2007年5月23日水曜日

延命治療のガイドライン

延命治療を望むも拒むも自己決定が前提 ――尊厳死の法制化は尚早

射水市民病院の元外科部長にぼくは同情的だ。優しい面をもっているドクターなんだろうと勝手に推測している。冷たい医師なら、人工呼吸器のスイッチをオフにしたりしない。本当に冷たい医師は、人工呼吸器につながれた末期患者を放り出し、看護師にケアをまかせて、患者さんの元へ行かなくなる。この元部長はあたたかな医師かも知れないと思っていた。

やさしい医者ほどこの様に指弾され、冷たい医者が守られるというのは矛盾だ。

日本の医療制度ではまじめな医者ほど疲弊し、困窮する。その上、訴訟リスクもあるとすれば、ますます医療に従事しようとする人が少なくなってしまう。なんとかならないものだろうか。

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