2008年2月7日木曜日

防衛 共同戦線

MicrosoftがYahoo!の買収を発表してからシリコンバレーが騒がしくなっているらしい。Googleの相次ぐ買収とはインパクトが違うようだ。

ここ数年でGoogleが台頭したとはいえ、Microsoftは業界の巨人。Yahoo!はネットサービス業界では老舗だ。そもそも、ネットサービスをビジネスとして成立させたのはYahoo!だ。Googleもその成功に預かっている。

その両者が合併するのは不思議な話ではない。ただ、現時点でMicrosoftとYahoo!はGoogleに対して敗者となっている。特に、Yahoo!は収益性が悪くなっていて新しいサービスを開発するのも苦労しているのではないだろうか。

Yahoo!にはGoogleをはじめ多くの買収防衛提案があるだろう。にわかにYahoo!の選択肢は充実することになった。さて、どうするか。

Yahoo!がイニシアティブを維持したままMicrosoftの出資を得るという事態はあるだろうか。過去にスティーブ・ジョブスはMicrosoftから資金を得てAppleを再建した。ジョブスの個性が影響したとはいえ、自分を脅かす相手から復活の原資を得るという点で驚かされた。Yahoo!はどうか。

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