2008年3月10日月曜日

ソニーエリクソン日本撤退

ソニーエリクソンがドコモ向け携帯電話端末から撤退するという。au向けは音楽配信事業で提携しているため、当面は維持するというが最終的には撤退するのだろう。

携帯電話の規格やサービスで、日本市場は特異な成長を遂げており、ガラパゴスと称されている。しかし、世界の携帯電話市場では(全産業でも)グローバルで収益を上げることを目指している。すると産業によっては特定セグメント向けの製品開発は難しいということになる。
ソニーエリクソンの今回の決断は日本市場が閉じた系の中で収益を上げるのは難しいと判断されたということだ。日本市場の魅力は単体でも一億を超える消費者と労働者がいるという点だ。だが、日本は少子高齢化の社会構造の変化に対応出来る効果的な政策を打ち出せてない。結果として、日本市場の先行きが暗いと思われているのだろう。

三菱も撤退を決めたということで、携帯電話端末はシャープあたりしか残らないかもしれない。

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