2008年3月14日金曜日

政治発不況が繰り返される

日銀総裁の人事が暗礁に乗り上げている。総裁候補者が財務省での経歴が長く中央銀行の独立性が保てないのだとか。財務行政と金融行政の分離はバブルに対する反省として実施されたが、それがうまくいっているとは思えない。低金利による流動性資金の海外流出がその結果の一つだろう。
元々、組織の明確な役割分担を定義して個別に最適化しつつ、全体を最適化するという手法に問題がありそうな気がする。海外からも日本の経済行政に対する批判は強い。この数日のうちで、どの様な決着が図られるかが経済減退の鍵となるだろうか。

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