2009年3月3日火曜日

組織というのは、人間の性質のうち最悪のものに働きかけるのだと認めよう。……

デイル・ドーテンの「笑って仕事をしてますか?」より

"組織というのは、人間の性質のうち最悪のものに働きかけるのだと認めよう。そういうものだと知ることによって、自由になろう。"

官僚制という言葉がある。官僚制が機能している組織では"パーキンソンの法則"はかなりの程度で現実となる。"組織の壁""無作為の罪"などの言い回しは組織がシッカリしていればしている程、組織内から訴えられる。
だが、これらの"組織の不都合"は組織内のメンバーの不作為の言い訳ともなる。だから、「そういうものだと知ることによって、自由になろう。」という部分は素晴らしい発想の転換だ。"組織の壁"も"不作為"も組織自体が引き起こすものではない。そこにはそれらを現実のものとする"人"がいて、組織に対する不満は彼らに向けられたものだ。
本来、協力して進むべき同僚が不幸にも"組織の罠"にはまっている。彼らも組織の犠牲者であり、そのことを認識すれば、どれほど反対されたり邪魔されたり口ほどに行動しなかったりしても、感情的になることはないのだ。逆に、自分が組織の罠に嵌らない様に気をつけないといけないだろう。

"組織を盾に話をしてはいけない。相手の力が必要であれば尚更だ"by 賢太郎

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