2009年9月5日土曜日

小沢幹事長

一昨日夜遅く、鳩山民主党代表が小沢代表代行に幹事長就任を要請し、小沢代表代行も承諾したのだとか。鳩山代表が党本部で唐突に小沢代表代行を幹事長就任を要請するために呼んだと話し、直ぐに速報が流れ、深夜の中継をするニュース番組もあった。これが鳩山氏の計算尽くなら凄いが、どうだろう。

今回の選挙結果は、得票率以上に議席数に差が開いた。これは前回の衆議院選挙と同じで、民主党の作戦勝ちだ。その選挙を主導した小沢氏が重要ポストに推されるのは当然のことだ。二重権力構造を指摘する向きもあるが、議員内閣制では与党は政府に対する第一のチェック機関であろうから、むしろ二重になっていた方が政府の突出を防げる。通常は第一党の党首が首相となるが、与党の支持を受けて適切な行政執行が出来るのならば与党党首である必要はない。

与党党首が首相になり、与党ナンバー2が実質的な党首として政権を支え、助け、批判するのは健全と思う。幹事長にもならず、影響力を駆使して党の意見を左右しようというよりはよっぽど幹事長になって表舞台に立った貰った方が良い。鳩山氏が小沢氏が幹事長就任を固辞するのを防ぐのに記者に漏らしたとすると大したマスコミ操作だと思う。

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