2007年4月11日水曜日

労働生産性の国際比較

日経新聞 4月11日 朝刊 5面
労働生産性、米の7割
サービス分野低迷

統計は大体遅れるので今の状況との乖離があるかもしれない。しかし、ここ数年日本経済はM&Aや株式市場にばかり気を取られ肝心の生産力をないがしろにしてきたのではないかと考えさせられた。特に、「卸・小売業や運輸などの生産性が米国の五割以下」というのは衝撃的。中小企業が生産性を引き下げているらしい。大規模小売業向けの物流業に身を置いてみると思いがけずアナログなことに愕然とさせられる。

だが、逆に言えば、これらサービス分野ではIT化による生産性の向上が可能ということでもある。数年前に比べIT化のコストも下がった。今、表立って効果の見えにくいIT投資の決断をすることが求められる。

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