2007年4月12日木曜日

宇宙開発の問題点

日経新聞 4月12日 朝刊 春秋

アポロ11号の月面着陸が伝えられた時の山本夏彦氏の「何用あって月世界へ?」というコラムを引用して宇宙開発を考え直せと主張している。

ここ数年、宇宙開発では目立った成果が上がっていない。中国の有人飛行も米国とロシアが既に成功したことで、国家的支援があれば技術的に困難は少なく枯れた技術なのだということが証明されただけ。宇宙ステーションでの成果は各国の思惑が入り混じって公表される機会は少ないかもしれない。

それでも人類は宇宙を目指す。これまでの歴史になぞらえれば、今は外洋造船技術を国家が独占していた古代に相当する。これから民間に技術開放され、多くの宇宙船が造られるようになるだろう。

結局、宇宙が国家に独占されているのが問題なのだろう。今では民間の資金増加により、宇宙開発会社も生まれてきている。まずは、大気圏を短時間抜け出して、技術を民間に集積することだ。

なぜ、宇宙に行くかって?だって、行けるところにはみんな行きたいだろう。

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