Wikipediaによると現在の韓国国会の議席数は次の通りとなっている。
政党名 | 議席数 |
開かれたウリ党(与党) | 107 |
ハンナラ党 | 128 |
中道改革統合新党 | 20 |
民主党 | 13 |
民主労働党 | 9 |
国民中心党 | 5 |
無所属 | 17 |
総計 | 299 |
民主新党には盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と距離を置くウリ党離党派を中心に85人の国会議員が参加。国会ではハンナラ党に次いで第2の政党となる。新党 結成大会には孫鶴圭(ソン・ハッキュ)前京畿道知事、鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相らが出席し、同党からの大統領選出馬を目指す。
というから、与党であるウリ党の議席数はわずかに22ということになる。日本でも十数年前に自民党から大量離党して38年ぶりの政権交代が成ったが、この時期に出来た新党は今はもうない。
韓 国の新党事情はこの当時の日本と同じようなもの・・・?かというと事情は違うようだ。何かの記事(出典は忘れた)で「韓国では政党は大統領の私党の性格が ある」というのを読んだことがある。つまり、新しい大統領を狙う政治家が自分で政党を立ち上げて出馬し、大統領になってから、その政権政党として動かすと いう図式になっているらしい。なので、韓国には日本の新党ブームの時以上に出来ては消える政党が多い。大統領選の時期に合わせて、大統領の座を狙う人が政 党を作り、敗者になるとその政党が消滅してしまうからだ。
Wikipediaによるとその数は実に17にものぼる。現FIFA副会長の鄭夢準も 当時の人気と財力を背景に大統領を目指していた。日本でも政権交代を匂わせる選挙結果となったが、政党の性格は韓国とは違う。私党になった政党にはなかな か国民の人気は集まらないようだ。新党ブームではどうしても新党の顔としての代表者が有名になるため、私党のイメージがつきまとった。それが、新党の野合 を呼び結果的に私党のイメージを薄めることになったと思う。
ほんの隣の国でも政治意識も国のあり様も日本と韓国ではこれほどに違うのかということを再認識させられる記事だ。
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