2007年10月9日火曜日

村田“フクザツ”キング弾!涙で走った36号…佐々岡まさかのラス投

村田“フクザツ”キング弾!涙で走った36号…佐々岡まさかのラス投

横浜の村田が広島の佐々岡の引退試合でHRを打ってしまったという話。

◆広島10―1横浜(6日、広島) 両手に残った感触が逆につらすぎた。静まりかえった球場の中央を、村田が泣きなが ら走った。「打つのはつらかった。(本塁打を)打ってつらいのは生涯初めてです」佐々岡の引退試合登板で前代未聞の本塁打。皮肉にも、これが単独キングと なる36号ソロとなった。

この結果を見ると、横浜の1点は佐々岡からのHRだけということ。村田は大矢監督に「ふつうに打ってほしい」と言われたんだとか。真剣勝負のプロの世界で引退する選手に本当の意味で引導を渡すのは後を守る現役選手の務めなのかもしれない。

 試合後、ファンのために場内を一周していた佐々岡と、三塁ファウルグラウンドで遭遇。笑顔で肩をたたかれた。

 村田「すみません」

 佐々岡「真剣勝負。打たれて吹っ切れたよ」

 報道陣に囲まれた25番は、「良い経験になりました」と目をはらしながら言った。赤一色で埋まった三塁側のファンからも「村田、ありがとう。ナイスバッティングだったぞ」の声がかかると、村田の瞳からまた涙があふれ出た。

去るものと残るものの間に流れる涙は美しいのでしょうね。

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