2008年1月9日水曜日

グッドウィル、週内に事業停止命令・違法派遣で厚労省

グッドウィル、週内に事業停止命令・違法派遣で厚労省

やっと出た、、、というところだが、

グッドウィルは現在、1日当たり約3万人のスタッフを派遣しており、停止命令による影響が大きいことから、厚労省は命令を出してから実際に事業が停止する日まで1週間程度間を置く予定。

さて問題は、グッドウィルによって仕事を得ている3万人の人である。彼らはグッドウィルが駄目なら他の派遣業者に登録(既に、しているかもしれないが)すれば良いというものではない。

実際、人材派遣業者がいるということにどれほどの社会的意義があるだろうか?ということを考えてみると、人材派遣会社には「日雇い」の働き手と彼らを求め る企業とが集まる。派遣会社は中間でマージンを得るだけと言えるが、そこには派遣労働者の労務管理や事務などの一切を行うための費用も必要になる。これら の間接事務経費は扱う仕事量が増えれば増えるほど効率化するから、仕事と労働者が集まるグッドウィルはそれだけで大きな利益を得ることが出来る。
だけど、実際には地方の場合は地元の知名度の低い派遣業者などからグッドウィルは仕事を斡旋してもらわなければいけない。そこには地元の中での商習慣など からどうしても「伝票を通さないといけない」関係があるからなのではないか?と思ったりする。グッドウィルもその様な業者はFCなどで囲い込んでいたんだ ろうとは思うが、二重派遣の状態になることは避けられなかったということなんだろう。しかし、そこで法令を違反するか?ということとは別だ。

法令を犯しても、売上や利益を得るのか?というのは経営者やそれ以外の売上責任や利益責任を持つ人にとっては重要な問題だ。「正しいこと」をすることに舵を切ること。それがビジネスを行う上で大事なのだと言うことを再認識させられる事件となった。

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