2008年1月28日月曜日

大阪府知事選挙

大阪府知事が開票直後に各局が橋下氏に当確を打って、大差での当選ということになった。

大阪府知事選、タレントの弁護士・橋下氏が初当選

によると、投票結果は以下の通り。

◆大阪知事選確定得票

 当1,832,857橋下  徹 無新

    999,082熊谷 貞俊 無新

    518,563梅田 章二 無新

     22,154高橋 正明 無新

     20,161杉浦 清一 無新

橋下氏の得票率は54.0%、熊谷氏は29.4%、梅田氏は15.2%、他の二候補は1%未満だった。特に、民主党と共産党の推薦があって、国会議員を総動員した熊谷、梅田両氏は橋下氏に大きく引き離されての結果。

橋下氏の54%という得票率に大阪府民のバランス感覚を見る。

2002年に田中知事を誕生させた長野県知事選挙では、田中知事は64.3%もの得票率だった(2006年の長野県知事選では52.9%で村井氏が当選)。長野県民は田中氏に自分たちの生活を大きく依存し、その結果が次の選挙までで改善しなかった。

宮 崎県知事選挙では得票率は過半に届かない。50%を越えさせるかどうかは選挙民の微妙な判断が動いているからで、今回の府知事選の結果は冷静な選挙結果 だったのではないかと思う。確かに知名度の点で橋下氏に有利に動いた点はあるだろうが、政治家はどれだけ素晴らしい理念があろうと当選しなければどうにも ならない。熊谷氏がどれほどのものかは分からないが、それでも選挙民にメッセージを届けるチャネルを開けなかったから選挙で敗退してしまったのだろう。

さて、府民の半分は橋下氏の同行をチェックしようと目を光らせるだろう。他の半分は期待を込めて息を呑む。それにどう応えるかはこれからの政治行動次第。

しかし、社民党のホームページを見て笑った。
大阪府知事選挙の結果について(談話)

本日投開票が行われた大阪府知事選挙は、社民党の推薦する熊谷さだとし候補が惜敗した。

二倍近い大差をつけられて「惜敗」もないものだ。現実を見なければ次も良い結果は招来しないだろう。

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