2008年7月10日木曜日

“環境”サミット閉幕

洞爺湖サミットが閉幕した。今回のサミットは「環境」問題に終始し、金融や資源高騰など世界経済の危機への対応はあまり示されなかったらしい。"新興国"との会合も実のある結論は出ず、アメリカを筆頭とするG8と中国を筆頭とする新興国の立場の違いが強調されるだけに終わった。
ロシアを加えた様にG8が参加国を今後増やすことになった場合、利害関係が複雑になっていくことだろう。複雑に絡まった糸を解すのは難しい。国連の政治問題や経済問題に対する無力さを見ればそれは分かる。だから成果を出すという意味で環境だけを取り上げたのは当然かもしれない。ただ、洞爺湖サミットが有効な最後のサミットとなるのかもしれない。

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