2009年2月3日火曜日

地球は寒冷化しているのだそうだ

池田信夫氏がブログで日経の記事を紹介していた。早速読んでみると、地球温暖化と二酸化炭素の因果関係に疑問が出てきた。

そもそも、地球上の二酸化炭素の排出と吸収はそのほとんどが海水に起因するものであるらしい。二酸化炭素は水に溶ける。中学の理科の実験で経験済みだ。
そして、水を冷やすと二酸化炭素は気体に戻る。赤道付近で吸収されて、極地で排出されるのかな。ともあれ、その量は人間が二酸化炭素を排出する量に比べると比較にならない程多い。

そう考えると、温暖化を二酸化炭素削減の理由にしていることに疑問が湧いてくる。

元々は化石燃料の枯渇や燃焼に伴う煤煙などの人間の住環境破壊が問題なのではなかろうか。ヨーロッパと日本は国土が狭い上に比較的早く工業化が進んだ。そのため工業化の初期には公害など、住環境に多大な被害を及ぼした。その反省から低公害技術が発達したわけだ。
それに対し国土が広大なアメリカや中国、発展途上国などは公害に鈍感だし、技術蓄積も乏しい。アメリカの自動車ビッグスリーの苦境には高燃費車がなく、売りがないことも理由にあげられる。ヨーロッパは環境技術をアメリカに売り込むのに躍起。日本は黄海を越えて襲来する中国の公害をなんとかしたい。

そう考えると各国の思惑は全く違うものとなる。そこで「温暖化対策」が取り上げられたのだろうが、その根拠が崩れると世界的な取り組みは不可能となるだろう。
万人共通の理解としては、「住環境の保全」を謳うべきではなかろうか。取り組みには各国の事情もあって差が出るだろうが、科学的根拠がハッキリしない温暖化よりは共通の理解となるだろう。

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