2007年7月23日月曜日

チェンジリーダーシップ

「がっちりマンデー」の今週の放送が面白かったと聞いたので見てみた。

テーマは「儲かる地方自治体」。事例が二つ紹介されていた。

【1】岩手県葛巻町
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070722-mo1.html
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070722-mo2.html
【2】大分県大山町
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070722-mo3.html
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070722-mo4.html

どちらの例でも以下のことが言えると思う。

■ビジネス感覚
■ニッチで一番
■チェンジリーダーシップ

町政や農協の運営は従来はビジネス感覚の無い「役人」によって支配されてきました。そこには「前例主義」「減点主義」がはびこりコスト意識の無い運営がされていた。それを”普通”のビジネス感覚をもって運営することによって、「生産コストの圧縮」や「新ビジネスの創出」が図れる。また、大山町の生産者から売価の80%で仕入れるというのも普通のビジネスでは当たり前のことだ。

また、どちらのケースでもニッチを狙っている。葛巻町は「子牛の育成」で一番を、大山町は「直売店の商品数」で一番を狙って成功している。地方が他の地方や都市と競争するためには「そこならでは」の差別化が必要だ。そこには地方の土地や歴史に根ざしたものが一番。葛巻は自分たちの土地や牧畜の歴史を背景に、大山は険しい地勢を逆手にとってそれを売りにしたところが成功の要因だ。

最後に、その改革をひっぱるリーダーシップが特徴だろう。葛巻では新しいビジネスを町がはじめることに抵抗があっただろうし、大山では稲からの転作は大変だったろう。それを町長や農協理事というリーダーが自ら変わることを旗印にかかげ、町民や農家を励ましつつ変えていったことは見習うべきだ。全てのアイデアは彼らが出したものではないだろう。だけれど、メンバーが思いついたアイデアを実現に向けて勇気づけ力づけるのはリーダーの役割だし責任だろう。

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