2008年10月30日木曜日

株価に一喜一憂

今日の株式市場は日経平均が前日より9%以上上昇し、9千円台を大幅に越えて1万円に届きそうな勢い。
回復基調になった…とは言えないだろう。そもそも、バブル崩壊直後の最安値を更新したのは一昨日の話。想像もつかない株価の下落と上昇は未だに金融市場がどうやって回復するか分からないのでマネーが迷走しているだけとも言える。ドルが危ないのは明らかなのでマネーは世界中を逃げ回っている。安住の地は見つかっておらず、新興国市場も振るわない。
今回の"恐慌"が起きる前は、景気の「デカップリング論」がもてはやされていた。曰わく「アメリカ経済が落ち込んでも、新興国を中心とした経済圏は内需が強いので連動しない」。しかし、蓋を開けてみれば世界中が同時に不況に向かっている。デカップルどころかペアルックで腕を組んで歩くベタベタのカップルだ。
太っちょの男が調子に乗って手すりの上を歩いていたが、バランスを崩して奈落の底に落ちたのに、女は手を離す暇もなく道連れになった…というどころ。

まだまだ波乱はあるだろう。

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