2009年3月11日水曜日

合意プロセスの合意

先日、社内のある会合で、そのチームの名称を決めるというアクティビティを行った。
最初に参加者5人が一つずつ案を発表し、それから投票によって決めた。この時に僕は敢えて"どうやって投票するか"を議論するようにした。結果的に一人二票ずつを無記名投票して決定した。

なぜ敢えて投票方法を議論したのか。これは合意プロセスを最初に合意するということの重要性を感じたかったからだ。

どんな話し合いでも、最終的に"合意する"ことが目的だ。ところが、いきなり本題に入りある程度内容が煮詰まったところで、「全員が賛成しなければ合意出来ない」とか「彼我の規模が違うのだから、条件が必要」といった話が出てきて合意に至らなくなるケースがある。今まで話に出てこなかった条件を持ち出されるようなこともある。
これは最初に合意プロセスを合意しておかなかったことに起因する。システム提案の場面や営業交渉の場面でよく発生する。

この様な交渉の場面では、互いに交渉スタイルが分からないものだから、有利に交渉を運ぶために情報は隠されがちになる。しかし合意プロセスをお互いに理解すれば、その疑心暗鬼を軽減することが出来る。

例えば、
�交渉を始める前提条件の確認
�交渉の順番
�合意内容のオーソライズ方法
などを合意すれば交渉や話し合いもスムーズに進むだろう。

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