2007年3月16日金曜日

Rubyが列車に乗って何処に行き着けるのだろうか?

楽天がRuby on Railsを採用,大規模トランザクション処理などに適用へ
楽天、ネットサービス開発で「Ruby on Rails」を採用--NaClが全面協力

楽天の様な事業の基幹がシステムで構成されている企業は事業を強化するために開発効率が良いことが必須だ。特に、WEBサービスは試作段階のサービスを公開してユーザーとインタラクティブにサービスを改善していくことによって完成度を高めていく。いや、完成なんてないのかもしれないが。その選択肢としてRuby on Railsが採用される理由というのは何だろうか?

アジアの技術者にRuby実習、経産省の委託事業で

経産省もやっと国内の宝物に気づいたかというところだ。国外でも、

NetBeansコミュニティがRubyとJRubyをサポート

とRubyはRailsに乗ってから広がりを見せているように思う。考えてみれば、開発現場で利用される開発言語にはそれほどの選択肢は無かった。しかし、ここ数年で様々な選択肢が出てきて、しかもそれらが商用利用され十分な信頼性を獲得することによって開発環境は変わってきていると思う。

しかし、ビジネスの根幹にあるシステムは相変わらず旧態依然とした開発環境の中で開発されているのではないだろうか。オープンソースというのは10年前には存在した用語だ。その頃、それらのリソースを利用することを開発現場に投げかけても反応は鈍かった。その内、周囲はオープンソースこそが次のビジネスチャンスとばかりに走っていって、旧態依然とした開発方法や開発者を抱えている企業は相対的に競争力を落としてしまった。

確かに新しいものは不安定だ。でも、逆に不安定なものであれば自発的に関与する余地が沢山あるということもできる。新しいもの好きというのは褒められるべき素質だ。列車に乗って西部に乗り込んだパイオニアの様に。

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