日経新聞 9月18日 1面
銀座の数寄屋橋交差点にある阪急百貨店が入る商業ビルを東芝が東急不動産に売却することになった。東芝は本業の半導体事業への設備投資の原資を獲得し、東急不動産は価値の高い資産を手に入れる。
ここで気になるのはテナントである阪急百貨店の考え。地域が違うとはいえ同じ電鉄系の不動産会社に入居先のビルを買収されて心中穏やかではないはず。ビルの老朽化による建て替えも予想されるから、ことによっては銀座一等地での足場を失うことになるかもしれない。ただ、阪急百貨店が銀座にポツンと出店していても宣伝効果以上の価値はない。すると、撤退ということもあり得るのだろうか。
銀座はマロニエゲイトやプランタンの改装が終わったばかり。三越の改装も控えている。東京駅周辺の再開発が一段落した今、次は銀座の再開発が注目というところか。
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