2009年6月9日火曜日

温暖化バブルが怖い

6月になって恒例の様にクールビズが始まった。その途端気温が下がってクールに。景気も相変わらずで上場各社の決算も惨憺たるもので、サラリーマンの懐具合もクールになってしまった。

景気刺激は「環境」がキーワードで、新車購入には補助金、環境対策家電で何に使えるか分からないポイントがつく。アメリカではグリーンエコノミーとか言われていて、ITの世界でもグリーンがついたソリューションがてんこ盛りだ。しかし、ここに来て地球が寒冷化しているのだそうだ。

今年の黒点の活動は低調で、今年の夏は冷夏が予想されている。太陽は周期的に熱くなったり冷たくなったりするらしく、その変化は温暖化ガスの影響など屁でもないようだ。
冷夏になると、昔であれば凶作になって経済が混乱した。今はというと、当時とあまり変わらない。餓死や凍死が頻繁になるわけではないが、冷夏は打撃だ。
例えば、冷たい食べ物、アイスクリームや清涼飲料水などが売れなくなる。服も冷夏では売れない。
クーラーなどの家電も同じだ。冷夏は行楽にも影響する。海水浴も山登りも暑い夏があればこそ盛り上がる。冬に厳冬になれば経済活動自体に影響がでる。外出もままならず、物流も滞る。

今年の冷夏で、消費者が「二酸化炭素と温暖化って関係なくね?」と気づいたら温暖化バブルのはじけ始めだ。政府は消費者心理に無関係に期限が来たら環境補助金や環境減税を止めるだろう。そうすると、人々は温暖化に実態が無かったことに気付く。
飛ぶ様に売れていた環境商品はあっという間売れ残り続出。メーカーには設備投資の償却だけが残り、産業界は大きなダメージをくらう。

バブルも三回目だと驚きも薄れる。四回目だと慣れっこになりそうで怖い。

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