2009年7月1日水曜日

高齢化する団地

日経の39面に「子供の声ない都営団地」というサブタイトルで都議選の特集が組まれていた。

東京都だけでなく、大規模な団地開発が70〜80年代に行われた政令指定都市などでも同じ問題に直面している。僕の実家は福岡にあるが、70を過ぎた両親が二人で30年以上住み慣れた団地に暮らしている。同時期に入居したご近所さん方も殆どが70を越していて、子供の数も少ない。

先日父親が軽い脳梗塞で入院した。幸い大事には至らなかったが、後遺症が出たなら年老いた母だけではどうにもならない。団地は公園も風化して子供の姿もまばらだ。治安は安定しているので、住みやすいと思うが住人の入れ替えは進んでいない。

5階建ての棟が殆どで、エレベーターがないので高齢者には不便になっている。そこで、提案として、近隣のエリアを区画整理して高層マンションを建て、一部の住人を移れるように出来ないだろうか。マンションは低層階に病院やレストラン、区の出張所などを付設する。空いた団地は若い夫婦などが安く入居出来るようにする。

大規模な団地の問題は人口流入が一時的で変化に乏しいということだ。だから、同時期に高齢化してしまう。人口流入を促す為には、ある程度の割合で空室があって、新しい入居者が出てくる必要がある。そうすれば、様々な年代の人たちがモザイクの様に重なり合って暮らして、街に活力ある落ち着きが出てくる。と、思うがどうだろうか。

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