2009年8月17日月曜日

「成り行き」「計画」「挑戦」

夏が終わると多くの会社では「下期予算見直し」というヤツが行われる。

年度予算の場合もそうだが、とかく「予算立案」というのは"弱気な"見込みか"強気な"希望で出来ることが多い。だが、それは予算立案ではない。本来の予算立案はその間にある。

経営者や経営企画、マーケティングといった部署が経営としての要求や市場の潜在力から打ち出すのが計数の「計画」だ。これはトップダウン予算などと言われ、力の無い会社では経営者の決めた目標が予算化されてしまう。

これに対し、部門や部署単位で見込まれた計数は「成り行き」となる。ボトムアップ予算と言われ、経営者が事業に関する見識を持っていない場合はそのまま予算となってしまう。

しかし、この二つの計数が出てからが本当の「予算立案」なのだ。成り行きを計画に近づける為に何が必要か、「問題は何か」「どうすれば解消するか」「いつまでにやるか」を決めていくのが予算立案だ。それが十分な「挑戦」になっていれば期中は意外なほど何もないものだと思うが、どうだろうか。

0 件のコメント: