2007年10月29日月曜日

新幹線新駅、事業中止正式決定 大津市で促進協議会総会

新幹線新駅、事業中止正式決定 大津市で促進協議会総会

なのだそうだ。
以前からニュースにもなっていて、正式に中止が決定したらしい。

総会では栗東市の国松正一市長が「地方公共団体が民間企業と締結した契約の履行に着手した後、知事交代をきっかけに履行を中止した事実は歴史に残り、行政 の継続性という面でも問題を含む」と述べた。地元選出の県議や市議からは「駅中止後のビジョンを県が示さず、協定を終了させるのは遺憾だ」などの意見が相 次いだ。

ということだが、「過ちを革むるに、憚ることなかれ」ともいうから、是正は積極的に行ったほうが良い。

元々、滋賀に新幹線の駅を設けたからといって産業が勃興するわけではない。逆に、産業が発達して周囲のビジネス拠点との連絡が不便だから建設するという態 度でなければ、折角の工事費も回収できずに終わってしまう。同じ資金があるのであれば、地域産業の振興のために使用しないと本末転倒だろう。本当に魅力的 な都市になって他の地域との交流が盛んになれば、税収も増えるだろうし駅の建設だって無借金で出来るようになるだろう。

推進派勢力の言葉は情けない限りだが、もし県知事が中止移行のビジョンを持っていないとすると、あまりほめられた話ではない。滋賀県だけでなく、京都・奈良・大阪の近畿圏と北陸との結節点としての役割を考えるなど、視野を広くして今後数十年の計画をたてて欲しいものだ。

0 件のコメント: