2007年10月31日水曜日

「ゆとり」の失敗を認めず

中央教育審議会が次期学習指導要領の基本方針で授業時間の増加と「総合学習」の時間削減を打ち出した。

だが、ゆとり教育からの方針転換を示しつつ、「生きる力はますます重要になっている」と過ちを認めない醜さ。

生きる力の重要性は認めたとして、だから何故「ゆとり教育」なのかは不明だ。そもそも基礎学力が低ければ生きる力の必要条件が揃わない。まるで、基礎工事をいい加減にして窓枠だけ美麗に飾りたてているような話しだ。基礎工事で手抜きをしていれば建築会社は謝罪ものだ。

そもそも、大方針を示したあとは地域や地方自治体に任せてしまえばいいのではと思う。教育を梃子に地方が住みやすさを競えば面白いだろう。政府が決めた方針で動く時代ではないのだ。

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