2009年7月7日火曜日

電子カルテが問題だ

日経新聞 7月7日 朝刊一面
「パナソニック医療ロボに参入〜まず薬剤師支援」

パナソニックが医療ロボット分野への参入を果たす。薬剤師の調剤支援をするロボットだという。

昔、同じ様なビジネスの立ち上げに関わったことがある。ICタグで医薬品を管理し、調剤などの薬剤師業務を支援するというものだ。ビジネスとしては失敗に終わったが、関わることで面白い視点を得た。

注射薬の振り分けをするロボットは既に複数の大学病院で実用化されている。問題は薬品の種類。全てを網羅しようとすればロボットは巨大になる。使用頻度や薬品のリスクによってロボットで扱うものと棚で管理するものは分けた方が良い。

ロボットを使うには電子カルテとの連携が不可欠だ。これが曲者。電子カルテの普及はまだまだ。手書きのカルテではロボットへの入力の分だけ薬剤師の負担は増える。何でもそうだが、システムに最初に投入されるデータをどうやって作るかが一番重要になる。

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