2009年7月11日土曜日

意思決定〜会議は躍る、いつまでも…

人間生きていれば意思決定はつきものだ。今日の夕ご飯は何にしよう、とか、この人と付き合おうか、とか、値段をいくらにしよう、とか、誰を昇進させよう、とか。重要なものから、そうでないものまで意思決定の連続だ。

ただ、不思議なことに、重要な意思決定は沢山の人が参加し、そうでないものは少人数で(時には一人で)意思決定することが多い。だが、意思決定は重要であればあるほど一人で、そうでないほどみんなでする方が良いようだ。重要な意思決定は、その場に参加する名誉以上にストレスがかかる。そのために社会的手抜きが起きやすい。また、影響力を誇示する目的で会議を引っ掻き回す人も多い。

意思決定は、基本的にYES−NO−NO batしかない。つまり、代表的な意見を取り上げるためなら最低3人で良い。ただ、意思決定後のアクションには3人では足りないこともあるし、三極を代表するのが一人ずつだと互いに歩み寄るキッカケが見いだしづらい。だから、それよりも多く、しかし倍の6人を超えないようにしたい。

だが、会社の会議で6人以内のものなど滅多にない。あるとしても実務的な調整の場合で、コンセプトを決めたり戦略を決めるのに少人数というのは稀だ。

先日の事業戦略を決める会議では出席者は10人を超えた。これでは創造的な会議は殆ど不可能だ。結局は意思決定はされず、何も決まらなかった。小田原評定とか"会議は躍る"とか、意思決定を少人数でやる重要性についての逸話は多い。日本の首相も一人で意思決定する場面を増やさないといけないと思う。

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